2015年11月24日

「若さ」と「青さ」

一般的に「若さ」というものはパワーあふれる印象をもつ。多少無鉄砲さはあるのだろうが、それでも勢いを感じる。同じ年代でも「青さ」というと、未熟さを連想させ、まだまだ一人前には程遠いといった印象に映る。同じ年代でも、これら形容の仕方次第でとらえ方がまったく異なる。

わかりやすく理解しようと試みると、客観的第三者の立場から見るケースが「若さ」であり、主観的かつ当事者意識をもつと「青さ」という概念が浮かんでくるのではないだろうかと推察する。若いということを称賛しているうちはいいが、仮に共に働くといった場面になってくると、その未熟さを垣間見ることにも繋がり、勢いだけでは成り立たないという見方になってくるのではないだろうかと。

だから「若くていいね」と言われているうちは、相手の懐にまで入り込んでいない状況ともいえるのだろう。何ら悪影響のない範囲に置かれていると思っていいのではなかろうか。それが「青いな」と言われるようになると、相手の内側に入り込んでいるという位置づけでほぼ適合しているのだろうと私は考える。

若さは可能性を含んでいる。まだまだこれからであり、未知の発展をも内包しているといっていい。だから本来は青くて当然なのだと私は関連づけたい。多少の無鉄砲さがなければチャレンジすることもできないわけで、変にオトナになってしまうとこの無鉄砲さ、無謀なまでのチャレンジということができなくなる。だからうらやましいという感情をこめて若いと称するのだろう。だが、何かしでかしてもらうとこちらに飛び火すると感じるならば青いと。

私は両方否定しない。むしろ青いということばを若い人にしか使わないオトナに対し、若いと言われなくなったからといって、青さが抜けたか?と問いただしたいくらいである。私の年齢になってもまだまだ社会の先輩方が大勢いらっしゃるわけで、そういう世界にも足を突っ込んでいると、私ごとき、まだまだ青二才扱いをされることが少なくない。しかし、若者からみれば、いいオトナであり、少なくとも同類とは見られないから面白い。

時というものはOne way。つまり一方通行である。時と共に人は老いていく。決して逆戻りはできないのだが、「心」という部分だけは必ずしも万人が時と比例するとは限らない。従って気持ちを若く保つということは可能なのである。ただ、外見上加齢していくから「青い」とは称されず、「いいオトナが…」と言われてしまう。それでも、心、気持ちの若い人は輝いていると私は思っている。

これは決して成長していないということではない。むしろ、チャレンジ精神を持ち続けるだけのパワーがある人だという認識である。人は徐々に時と共にこれらを捨てていく。そしてより安全な道を選択するという知恵に囲まれていく。こんな流れにのらず、それこそ童心を忘れることなくトライしていくオトナを、カッコイイとすら思う。未熟でもいい。何かに向かって夢中な人は輝いていると。

若さを取り戻したいというつぶやきを耳にする。だったら簡単で、自分を保護することをやめればいい。野望に燃え、目の前にあることに夢中になり、危険をものともせず果敢にチャレンジしていけばいい。そうしていると自然に若さは戻ってくると思う。時間は取り戻せないから、ただ単に老化に対する若さというならば一方通行の時と共に失われていくだろう。これは逆戻りできないから当然のこと。それでも若々しさをかもし出す人はいる。そういう人は心が若いのだろうと推察する。

活き活きとした生き方をしたい。そのためには常にチャレンジし続けることが必要なのだろうと私は考える。いい意味で、この若さは忘れてはならないとすら思う。そこに青さという表現はなく、むしろたたかれるかもしれない。それでも果敢に向かっていくことこそ若さを保つということなのだろうと思う。

日頃から若さあふれる学生諸君と接することができる今の私は幸せだと思っている。化かし合いや腹の探り合いなどを展開しているオトナの世界だけに埋没しないで、挑戦し続けるモチベーションをもらっているように日々感じさせてくれる。青いなりに果敢に取り組む姿勢を学ばせてもらっている。これらを素直に受け止め、私から与えられることをすべて与えて学び続けさせてもらいたいと常日頃から感じている。
posted by takekawa-ism at 07:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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